Shopify Editions 秋 '26 まとめ|ストア運営と開発で変わること

こんにちは、よーすけです。
2026年10月、Shopify の新機能をまとめた発表「Shopify Editions 秋 '26」が公開されました。
項目がとても多いので、ストアの制作・運用と、Shopify アプリの開発をしている立場から、押さえておきたいものを 6 つに分けてまとめます。
内容は、Shopify の公式ページ(Editions 秋 '26 の日本語ページと、開発者向けの changelog)に書かれていることだけです。
「近日」とされている機能は、そのまま「近日」と書いています。
日本のストアで使えるかどうかは、機能ごとに確認が必要です。
全体の流れ:AI に頼んで店を動かす
今回の発表は、AI を使ってストアを動かす機能が中心です。
- お客さんが、ChatGPT や Claude などの AI から商品を探して買う
- ストアの運営者が、管理画面の AI(Sidekick)にまとめて作業を頼む
- 制作者・開発者が、AI に指示を書いてテーマやアプリを作る
あわせて、アプリの安全性を上げるための変更も出ています。
こちらはアプリの開発者に対応が必要なものです。
1. AI から買われる店になる
ChatGPT や Claude などの AI に「Shop スキル」を追加すると、AI の中で商品を探し、Shop Pay で購入まで進められるようになりました。
Google 検索(AI モードを含む)と Gemini アプリでも、Shopify のチェックアウトで販売できます。
ストア側でできることも増えています。
- AI ショッピング向けの「Catalog」の利用要件を満たしているかを確認できる
- 割引前の価格を伝えておくと、AI 上で値下げとして表示される
- ポリシーや FAQ など、AI に渡す情報を確認・承認できる
まずは、自分のストアが Catalog の要件を満たしているかを確かめておくと、次の準備が見えてきます。
2. 管理画面の AI「Sidekick」が強くなった
Sidekick は、管理画面に入っている AI のアシスタントです。
今回、できることが大きく広がりました。
- 複数の変更をまとめて準備し、計画を一度承認すると一括で適用できる(例:コレクション内の全商品の説明を編集する)
- 計算・コーディング・ウェブ検索に対応し、一度伝えた内容を覚える
- 下書き注文の作成・編集ができる。保存前に変更箇所を確認できる
- Markdown ファイルで、テーマの作り方やデザインの好みを覚えさせられる
- チェックアウトエディタのカスタマイズも手伝える
管理画面そのものも、新しいレイアウトとメニューに作り直されます。
すべてのページに順次公開される予定です。
操作マニュアルや社内の手順書を画面のスクリーンショットで作っている場合は、画面が変わる前提で見直しておくと安心です。
3. Flow の自動化を AI から作れる
Shopify Flow は、ストアの作業を自動化する機能です。
- 商品の価格・タグ・メタフィールドなどが変わったときに、自動化を動かせる
- AI Toolkit を使うと、普段使っている AI から自動化を作成・管理できる
- 以前のバージョンを復元し、下書きとして比べてから有効にできる
「価格が変わったらタグを付ける」のような、これまで手で見張っていた作業を任せやすくなります。
4. 作る側:Hydrogen・テーマ・Canvas
ストアを作る側の変更です。
Hydrogen 2026-10(10月14日に正式版)
Hydrogen は、Shopify のヘッドレス構築に使うライブラリです。
今回の版は、特定のフレームワークに縛られない JavaScript のライブラリになり、今あるサイトに Shopify の購入機能を足せる形になりました。
コーディング用の AI に向けたスキルと、React Router・Next.js のスターターが付いています。
Vercel へのワンクリックでの公開にも対応しています。
新しいテーマの作り方
Liquid で、ブロック・型付きのコントラクト・部分的な更新を使ってページを組めるようになります。
Markdown ファイルで AI に指示を出せて、Tailwind によるスタイリングも組み込まれています。
Canvas とロールアウト
Canvas では、ストア全体を 1 つの画面で編集できます。
ロールアウトでは、テーマ・チェックアウト設定・カタログ・ディスカウントをまとめて 1 つの予定として組めます。
セールの終了時には、自動で元に戻せます。
5. アプリ開発者の宿題
アプリを公開している開発者には、対応が必要な変更があります。
- 期限付きのオフライントークン:2027年1月1日より前に移行する必要がある
- スクリプトタグ:作成・更新ができなくなる。テーマアプリ拡張機能かウェブピクセルへの移行が必要
- IP アドレスの制限:アプリごとに、Admin API を呼べる IP アドレスを制限できる
アプリの土台も新しくなっています。
- Polaris 2.0 が安定版になった(10月22日)
- Webhook の代わりになる「Next Gen Events」が正式版になった(10月1日・18 トピック)
6. POS とチェックアウト
POS
商品・注文・顧客・コレクション・下書きを横断して検索できるようになりました。
ほかに、販売方法に合わせたタイルを提案するスマートグリッド、在庫棚卸しのスケジュール、スタッフ間でのカートの引き継ぎ、スタッフごとのアクティビティログが入っています。
チェックアウト(近日)
チェックアウトに、テキスト・日付・チェックボックス・選択リストの入力欄を追加できるようになります。
決済方法の選び方も、ラジオボタンからタイル型の表示に変わる予定です。
まとめ
Shopify Editions 秋 '26 の要点は、次の 6 つです。
- AI から商品を探して買えるようになり、ストア側で Catalog の要件を確認できる
- Sidekick にまとめて作業を頼めて、Markdown で好みを覚えさせられる
- Flow の自動化を、価格やタグの変更をきっかけに動かせて、AI からも作れる
- Hydrogen 2026-10 とテーマの新しい作り方で、AI に指示を書いて作れる
- アプリは 2027年1月1日より前に期限付きトークンへの移行が必要
- POS の検索と、チェックアウトの入力欄(近日)が使いやすくなる
自分のストアでどれを使えるか、アプリやテーマの移行が必要かどうかを確かめたい方は、お気軽にご相談ください。
出典:Shopify Editions 秋 '26/Shopify developer changelog(2026年10月30日に確認)
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