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Shopifyのセキュリティが強い理由とストアオーナーがやる保守

Shopifyは強い。でも保守は残る

こんにちは。

先日、PHPの重大な脆弱性が見つかり、WordPressのサイトを持っている人はサーバーの更新に追われました。

このブログは7月にWordPressからShopifyのヘッドレス構成に移していたので、何もしなくて済みました。一方で、同じ10月にはShopifyのアプリを入口にした被害も起きています。Shopifyは安全だと言い切るだけでは足りないので、強いところと、ストアオーナーに残るところを分けて整理しました。

この記事では、Shopifyがセキュリティに強い理由と、それでもストアオーナーがやる保守を紹介したいと思います。

こんな人におすすめです

  • Shopifyを使っていて、自分のお店の安全性を確かめたい
  • Shopifyへの移行を考えていて、安全面の根拠を知りたい
  • Shopifyなら保守は要らないと思っている
  • アプリをたくさん入れていて、見直したことがない

この記事の結論

Shopifyがセキュリティに強い理由は、サーバーの更新をShopifyが担当し、その守りを外部の監査と報奨金の仕組みで確かめ続けているからです。ただ、保守が要らなくなるわけではありません。アプリの見直しやアカウントの管理は、ストアオーナーの仕事として残ります。

Shopifyが担当するサーバーの更新・決済の基準・外部の監査・報奨金と、ストアオーナーが担当するアプリの見直し・二段階認証・権限・購入画面の確認

Shopifyがセキュリティに強い理由は4つある

サーバーの更新に加えて、カード決済の基準・外部の監査・報奨金の仕組みの4つがそろっています。

1. サーバーの更新はShopifyの仕事

Shopifyでは、ストアオーナーがサーバーの中身を更新する場面がありません。PHPのバージョンを調べたり、サーバー会社の案内を追いかけたりしなくても、お店は動き続けます。

2. PCI DSSレベル1に準拠している

PCI DSSは、クレジットカードを扱う事業者向けの基準です。Shopifyはレベル1の準拠の認証を受けています。

3. SOC 2 Type IIとSOC 3のレポートがある

外部の監査人がセキュリティと可用性を評価するレポートを、Shopifyは発行しています。

4. バグバウンティで脆弱性を探してもらっている

バグバウンティは、脆弱性を見つけた人に報奨金を払う仕組みです。累計の支払いは約1,021万ドル、解決した報告は2,531件、1件の上限は20万ドルです(2026年11月4日時点)。

どれも公式ページで確認できます。「強い」という感想ではなく、誰かが確かめた結果を見て判断できるのが、Shopifyの良いところです。

出典:Shopifyのセキュリティ/Shopify Bug Bounty

PHPの脆弱性でもストアオーナーの作業はなかった

今回の脆弱性は、PHPを動かしていないサイトには関係がありませんでした。

2026年10月21日、WordPressの公式サイトがPHPの2件の重大な脆弱性について案内を出しました。WordPressだけの問題ではなく、PHPのアプリケーションを動かしているサーバーすべてが対象で、WordPressを更新しても直らず、PHPの更新が対策になります。

このブログの記事データはShopifyの中にあり、表の画面はHydrogenというShopifyの仕組みで作って、ShopifyのOxygenという場所で動かしています。どちらもPHPを使わないので、更新の対象になるものがありませんでした。

もともと移行の理由はセキュリティではなく、ふだんShopifyをさわっているのに、ブログだけWordPressの中で作業が必要だったことでした。

出典:PHP の重大なセキュリティリリース(WordPress.org 日本語)

それでも2026年10月にアプリ経由の被害が出た

Shopifyのお店でも、入れているアプリが入口になることがあります。

同じ2026年10月、Shopifyの一部のアプリが不正に書き換えられ、購入の途中でお客さんが偽の決済ページへ飛ばされる被害が出ました。開発元が認めたものとして、Selleasy・Hulk Product Options・Swym Wishlist Plusが報じられています。確認できた範囲では、Shopify本体の侵入ではなく、アプリの開発元が入口でした。

アプリの開発元が入口になり、アプリが書き換えられ、お店の画面で動き、偽の決済ページへ飛ばされる流れ

Shopifyの規約でも、外部のアプリの利用はストアオーナーの判断と責任になっています。つまり、アプリを入れることは、お店の画面に他社のコードを載せることです。

出典:iTnews(2026年10月)/Roman Zipp氏の調査/Shopify利用規約

ストアオーナーがやる保守は5つある

サーバーを見る仕事はなくなりますが、お店の中を見る仕事は残ります。

ストアオーナーがやる保守5つのチェックリスト

1. 使っていないアプリを消す

アプリの数だけ、お店の画面に載る他社のコードが増えます。試しに入れたまま使っていないアプリは、消すだけで確かめる相手が減ります。

2. 開発元のお知らせを確かめる

今回の被害のように、問題はアプリの開発元で起きることがあります。入れているアプリの名前を控えておくと、ニュースが出たときにすぐ照らし合わせられます。

3. 二段階認証を有効にする

Shopifyペイメントを使うなら、二段階認証は必須です。使っていない場合でも、管理画面に入るアカウントを守る基本になります。

4. スタッフごとにアカウントを分けて権限を絞る

1つのアカウントを共有すると、誰が何をしたのか追えなくなります。担当ごとに分けて、必要な権限だけを渡します。

5. ときどき自分で購入画面まで進む

商品をカートに入れて、本物の決済画面に着くかを自分の目で確かめます。アプリの不正な書き換えは、管理画面を見ているだけでは気づきにくいからです。

出典:Shopifyヘルプ

古いサイトが残っていないかも確かめる

移行したあとの古いサイトも、消すまでは保守の対象です。

今回調べてみると、契約を続けていたレンタルサーバーには、以前作ったWordPressのサイトが9つ残っていました。表のドメインはすでにShopifyに向いていたので、ふだんは目に入らない場所です。

片づけようとしたところ、そのレンタルサーバーはPHPの対応で緊急メンテナンスに入っていて、管理画面に入れませんでした。入れるようになってから、記事や画像の控えを取り、9つをすべて削除して、サーバーのPHPも8.3.36に上げました。最後の作業だけで1時間56分かかり、見積もりの45分を大きく超えました。

Shopifyに移したあとは、古いサーバーの中身まで片づけて、はじめて更新の対象から外れます。

まとめ

おさらいします。

  • Shopifyはサーバーの更新を担当し、PCI DSSレベル1やSOCのレポートで守りを確かめられる
  • バグバウンティで、外の人にも脆弱性を探してもらっている
  • 今回のPHPの脆弱性では、PHPを動かしていないサイトに更新の作業はなかった
  • 2026年10月のアプリ経由の被害のように、入れているアプリは入口になりうる
  • アプリの見直し、二段階認証、権限の管理、購入画面の確認はストアオーナーの仕事として残る

Shopifyはセキュリティに強いサービスですが、保守が要らなくなるわけではありません。まずは、今のお店に入っているアプリの数と、使っていないものがないかを確かめてみてください。

Shopifyのお店の保守や、WordPressからの移行で迷っている方は、Shopify Select Partnerのよーすけに相談できます。

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この記事が、お店のセキュリティと保守を考える参考になれば嬉しいです。

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